大阪公立大学は低学歴？同じレベルの大学は？

大学のレベルは偏差値だけでは測れません。実受験生・入学テストの難易度・卒業後の進路など様々な観点があります。

当サイトでは、以下の基準をもとに大学のレベルを判定しています。

この判定基準をもとに、大阪公立大学と同じレベルの大学を一覧にしています。

※あくまでも目安であり、学部や学科ごとの差は考慮していません。受験生の努力指標や読み物としてお楽しみください。

参考：大阪公立大学の偏差値は50.0〜65.0です。

大阪公立大学と同じレベルの大学は？

大阪公立大学は、2022年４月に、大阪府立大学と大阪市立大学が統合した大学になります。

大阪公立大学と同じレベルの大学は以下の通りです。

受験生界隈でよく聞く、GMARCHや、関西のGMARCHと呼ばれる関関同立とは一線を画すレベルと言えるでしょう。

国立では、金岡千広と呼ばれる国立大学の大学群のトップである千葉大、電農名繊である名工大や電気通信大学、私立では、ICUの略称で親しまれる国際基督教大学や電気通信大学の私立版としてよく比較される東京理科大学とだいたい同じレベルということになりました。

いずれの大学も世間一般に広く知られている名門大学であり、大阪公立大学のレベルの高さが伺えますね。

大阪公立大学は低学歴！？

大阪公立大学は、一般的に高学歴として認識されています。

低学歴ではありません。

大阪公立大学の共通テストの合格基準点

『河合塾Kei-net』による分析では、大阪公立大学の共通テストの合格基準点は65％～87％となっています。

一番低い65％が医部のリハ－作業療法学科です。

一番高い87％が医学部の医学科という結果になりました。（いずれも前期試験の基準点）

大阪公立大学は、学科によっては九州大学・名古屋大学・北海道大学・大阪大学よりもボーダーが高くなることもあるようです。

医学部や獣医学部などの人気学部学科は8割以上、その他の学部は共通テストボーダーは総じて70％～75％程度です。

大阪公立大学の受験科目数

大阪公立大学の場合、入試に必要な科目は5教科7科目もしくは6教科8科目になります。

私立大受験の場合は3教科で済む場合が多いので、勉強しなければならない科目が増え大変ですが、ですが、全ての科目をまんべんなく勉強する必要があるかというと、そうではないようです。

配点からみると、数・理・英の配点が1000点(約83％)とほとんどを占め、国・社の配点は200点(約17％)しかありません。

また、リスニングの配点は1200点中35点(約3％)と限りなく0に近くなっています。

受験対策としては、配点の高い数・理・英（筆記）に時間をかける方が良さそうです。

大阪公立大学の人気ランキング

JSコーポレーション「日本の学校」が実施した『高校生200,519人が答えた大学人気ランキング（2024年3月31日集計）』によると、

大阪公立大学の人気ランキングは、全国版で公立大学で１位、大阪版で１位でした！

公立大学の中では、一定の人気があります。

有名企業への就職に強い大学ランキングから見る大阪公立大学

大阪公立大学は、東洋経済で発表されている『有名企業への就職に強い大学トップ200校』の中ではまだランクインされていません。（2022年にできた大学なので）

統合以前の大阪府立大学・大阪市立大学の数値を参考までに見てみましょう。

大阪府立大学：２８位（実就職率22.3％）
大阪市立大学：３２位（実就職率20.0％）

同じレベル帯の理系単科大学には劣りますが、そこそこ強いと言えます。

これから大阪公立大学の卒業生も、おそらく統合前の２校の実績を引き継ぐ、あるいは統合されたことにより、さらに優秀な就職実績を作り出すかもしれません。

いずれにしろ、就職にはそこそこ強いと予想されます。

大阪公立大学は、世間的には高学歴で、大手企業への就職にもまあまあ強いと予想されます。