「高学歴の方が、就職が有利だから高年収になるに決まっている!」
「いやいや、学歴と仕事できるかどうかは関係ないから、年収は実力だ。」
と、学歴と年収については賛否両論ありそうなところですが、本記事では統計データから学歴と年収の傾向を見ていきます。
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低学歴が高年収になるのは不可能か?
学歴と年収については、
✔️学歴と平均年収の関係
✔️年収1000万と学歴の関係
✔️学歴格差の少ない公務員の給料
の3つの観点でまとめていきます。
結論から言えば、低学歴が高年収になるのは不可能ではありませんが、高学歴が高年収になる確率の方が高いです。
高学歴ほど高年収、低学歴ほど低年収に!?
厚生労働省『令和4年賃金構造基本統計調査』によると、学歴と平均年収には相関関係があります。
※当グラフは厚生労働省『令和4年賃金構造基本統計調査』(3)学歴別にみた賃金からデータを抽出しました。
縦軸は平均年収で、横軸が年齢になっています。
グラフから見ると、どの年代でも、学歴が高くなればなるほど平均年収が高くなります。
全世代合計の平均年収はこちら
最終学歴 | 平均年収 |
---|---|
高校 | 273万8000円 |
専門学校 | 294万2000円 |
高専・短大 | 292万5000円 |
大学 | 362万8000円 |
大学院 | 464万2000円 |
大卒と高卒では平均年収は90万ほどの差があります。
さらに男女別で見てみると…
最終学歴 | 平均年収(男性) | 平均年収(女性) |
高校 | 297万5000円 | 222万9000円 |
専門学校 | 316万 | 269万4000円 |
高専・短大 | 348万3000円 | 269万3000円 |
大学 | 392万1000円 | 294万 |
大学院 | 478万4000円 | 404万3000円 |
となっています。
同じ大卒でも、男性の平均年収は女性よりも100万近く高くなります。
全世代において、高学歴である方が平均年収が高くなります。
男女別で見た場合、女性の方が学歴による平均年収の差が小さい(大学院卒は除く)と言えます。
年収1000万円は高学歴が多い!?
日経転職版が行った「大卒別収入調査2022年版」によると、平均年収が1000万円を超えたのは「東京大学・一橋大学・東京工業大学」の3校でした。
上位10位はこちら
1位 東京大学(1072.7万円)
2位 一橋大学(1052.5万円)
3位 東京工業大学(1003.4万円)
4位 慶應義塾大学(999.1万円)
5位 京都大学(949.5万円)
6位 早稲田大学(920.1万円)
7位 神戸大学(907.5万円)
8位 東北大学(875.4万円)
9位 大阪大学(874.7万円)
10位 東京理科大学(862.3万円)
あくまでも傾向に過ぎないランキングですが、どれも超有名難関大学です。
dodaによると、日本人の平均年収は403万円で、男女別に見た場合、男性は449万円・女性は347万円です。
ランキング上の平均年収と比べると、超有名難関大学卒がいかに年収が高いかわかります。
同じ大卒でも、難関大学卒は平均年収が高い。
年収1000万を超えるのは、高学歴が多い傾向にある。
ちなみに国税庁が発表した『令和3年分民間給与実態統計調査』によると、年収1000万を超える割合は全人口のたったの4.9%です。
つまり、低学歴で年収1000万超えになるには、かなりの努力や行動が必要であることがわかります。
学歴格差が少ない公務員の場合は?低学歴でも高年収?
公務員は民間よりも学歴格差が少なく、公務員試験は高卒でも受けることができます。
今回は東京都庁を例に、学歴格差の少ない公務員の場合を考えてみます。
令和5年度時点での東京都庁の初任給(※地域手当20%が含まれています)
1類(大卒):225,480円
2類(短大卒):195,000円
3類(高卒):182,640円
これだけ見たら、確かに給料は大卒の方が高いですが、高卒と大卒では勤め始める年齢が異なるので、同じ年齢になった際の給料を比べてみたいと思います。
都庁の昇給は成績によって異なりますが、ここでは一律1年で4号昇給(平均的な昇給)とします。(行政職給料表から推定算出)
23歳時点での大卒と高卒の給料
大卒:225,480円(職員区分:1級29号)
高卒:208,200円(職員区分:1級21号)
▶︎結果:大卒1年目と高卒5年目の給料の差は1万7000円ほど
次に昇進試験についても比較してみたいと思います。
都庁では入都してから数年経つと、主任試験を受ける資格があります。これに合格すればさらに昇給が見込めます。
主任試験
大卒:5年の実務経験が必要
高卒:9年の実務経験が必要
主任試験に関しては、高卒で入っても、大卒で入っても、同じ年齢の時に受験する資格が与えられます。(合格するかはそれぞれ次第です。)
学歴格差の少ない公務員でも、学歴による年収の違いは多少あるが、平均と比べるとかなり少ない。
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低学歴でも高年収になりたい場合は?
学歴と年収はある程度の関係はありますが、イコールの関係ではありません。つまり、高学歴=高収入ではないし、低学歴=低収入でもないのです。
高学歴でも、卒業後になんの努力もしなければ、高年収になんてなれません。一方で低学歴でも、仕事に対して一生懸命取り組めば、高年収になることは可能です。
学歴よりもどれだけ努力や行動ができるかに関わってきます。
低学歴でも高年収になりやすい資格職
低学歴でも高年収を目指すには、学歴関係なしに資格を取得すればよい資格職がおすすめです。
✔️宅地建物取引士
✔️マンション管理士
✔️不動産鑑定士
✔️行政書士
✔️中小企業診断士
✔️公認会計士
✔️ITエンジニア など
どれも資格を取るのに、それなりの勉強が必要ですが、資格やスキル重視なので、低学歴でも高収入を目指しやすいです。
社長は低学歴でもなれる!?
最後に東京商工リサーチの「130万人の社長データ」による、社長と学歴の関係についてまとめます。
最終学歴 | 全社長 | 大企業社長 |
中学校 | 6.74% | 0.48% |
高等学校 | 37.58% | 8.13% |
短期大学 | 1.75% | 0.34% |
大学 | 52.47% | 85.43% |
大学院 | 0.94% | 3.67% |
留学 | 0.51% | 1.96% |
注目したいのは赤字の数字です。
全社長で見ると、なんと高卒以下の割合が4割強もいます。大卒の割合は半分ほどです。
社長と学歴には関係性はない。
しかし、大企業の社長になるのは8割以上大卒で、学歴も関係してくる。
ただ、社長と言っても様々な種類があり、必ずしも大金持ちとは限りません。
しかし、学歴が低くても、努力をすることで社長になれるチャンスがあることを知っておくだけで気持ち的にも違いますよね。
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