東京ディズニーリゾートの運営会社で知られるオリエンタルランド。株式会社として設立されたのは1960年で、初めは別の事業を手掛けていましたが、ディズニーパークの日本におけるライセンス契約を締結、ディズニーと提携することで現在の業態に転換し、大きな成功を収めています。
アミューズメントパークとしての人気は言わずもがなですが、認知度が高いこともあってか就職人気ランキングでも60位前後と上位の会社です。パークの集客・イベント、キャンペーンのプロモーションや、パーク内で行われるショーやパレード、イベントの企画・運営など、多くの人の目に触れる仕事内容にやりがいを見出す学生が多いのだと思われます。
一般的には高学歴を採用しているイメージはなく、むしろ低学歴の人が多いとも言われているオリエンタルランド。どのくらいの低学歴でも採用されるのか、採用実績とともに見ていきましょう。

オリエンタルランドにはどんな大学の人が採用されている?

オリエンタルランドは、東京ディズニーランド・ディズニーシーだけでなくディズニーホテルの運営を行っている他、ディズニーと長期的なライセンス契約を結び、テーマパークだけでなく、グッズの販売や広告、さらには他のエンターテイメント分野における共同事業を展開しています。これにより、ディズニー関連の商品の販売なども盛況に行われています。
オリエンタルランドの平均年収は約594万円 (平均年齢約40歳)。これは日本の上場企業の中では平均的であり、特別高い水準ではありませんが、イベントの運営やディズニーに関われる仕事という面で人気がある企業となっています。
さて、実際の採用大学実績をみてみましょう。
オリエンタルランドの採用大学実績
大学通信にて公表されている情報(2024年度ランキング)では以下の通りとなっており、幅広いレベルの大学からの採用実績がありますが、中堅大学~低学歴に分類されている大学が採用実績のボリュームゾーンとなっています。さっそく見ていきましょう。
採用実績から見ると、実際に入社している人の半数以上(59人/105人)が偏差値55以下、4割程度(41人/105人)が偏差値50未満となっており、比較的低学歴に分類される大学からの採用が多くなっています。
採用大学一覧(偏差値の高い順)
大学 | 偏差値 | 採用人数 |
一橋大 | 67.5~72.5 | 1 |
慶應義塾大 | 65.0~72.5 | 2 |
早稲田大 | 65.0~70.0 | 9 |
東北大 | 65.0~70.0 | 1 |
国際基督教大 | 62.5~70.0 | 1 |
上智大 | 62.5~70.0 | 1 |
北海道大 | 62.5~67.5 | 2 |
東京学芸大 | 60.0~67.5 | 1 |
立教大 | 60.0~65.0 | 7 |
明治大 | 60.0~65.0 | 3 |
神戸大 | 60.0~65.0 | 2 |
筑波大 | 60.0~65.0 | 1 |
千葉大 | 60.0~65.0 | 1 |
同志社大 | 57.5~65.0 | 3 |
立命館大 | 57.5~65.0 | 3 |
青山学院大 | 57.5~65.0 | 2 |
中央大 | 57.5~65.0 | 4 |
東京女子大 | 57.5~65.0 | 1 |
広島大 | 57.5~62.5 | 1 |
法政大 | 55.0~62.5 | 1 |
熊本大 | 55.0~60.0 | 1 |
明治学院大 | 55.0~60.0 | 1 |
日本女子大 | 52.5~60.0 | 2 |
鹿児島大 | 52.5~57.5 | 1 |
東京経済大 | 50.0~57.5 | 1 |
國學院大 | 50.0~55.0 | 1 |
東京都立大 | 50.0~55.0 | 1 |
大阪公立大 | 50.0~55.0 | 1 |
弘前大 | 50.0~55.0 | 1 |
愛知教育大 | 50.0~55.0 | 1 |
和歌山大 | 50.0~55.0 | 1 |
埼玉県立大 | 50.0~55.0 | 1 |
中京大 | 50.0~55.0 | 2 |
東洋大 | 50.0~55.0 | 2 |
神奈川大 | 47.5~55.0 | 1 |
日本大 | 47.5~55.0 | 3 |
東京音楽大 | 45.0~50.0 | 1 |
千葉工業大 | 42.5~50.0 | 1 |
帝京大 | 42.5~50.0 | 4 |
千葉商科大 | 40.0~47.5 | 1 |
東京家政大 | 40.0~45.0 | 1 |
北里大 | 40.0~45.0 | 1 |
椙山女学園大 | 40.0~45.0 | 1 |
龍谷大 | 40.0~45.0 | 1 |
工学院大 | 40.0~45.0 | 2 |
創価大 | 40.0~45.0 | 2 |
女子栄養大 | 40.0~45.0 | 1 |
東北学院大 | 40.0~45.0 | 1 |
東京国際大 | 40.0~45.0 | 1 |
独協大 | 40.0~45.0 | 1 |
実践女子大 | 40.0~45.0 | 1 |
相模女子大 | 40.0~45.0 | 1 |
淑徳大 | 40.0~45.0 | 1 |
文教大 | 40.0~45.0 | 1 |
明星大 | 40.0~45.0 | 1 |
大正大 | 40.0~45.0 | 1 |
高千穂大 | 40.0~45.0 | 1 |
東京未来大 | 40.0~45.0 | 1 |
二松学舎大 | 40.0~45.0 | 1 |
日本体育大 | 40.0~45.0 | 1 |
朝日大 | 40.0~45.0 | 1 |
中部大 | 40.0~45.0 | 1 |
京都文教大 | 40.0~45.0 | 1 |
大阪体育大 | 40.0~45.0 | 1 |
関西外国語大 | 40.0~45.0 | 1 |
神戸学院大 | 40.0~45.0 | 1 |
環太平洋大 | 40.0~45.0 | 1 |
女子美術大 | 40.0~45.0 | 1 |
オリエンタルランドに低学歴が多い理由は?
ディズニーに関われる仕事ということで一定の人気はあるものの、給与水準がそこまで高い水準でないことに加え、キャリアアップの観点から、高学歴と言われる人材の応募が少ないことが原因と思われます。
東大・京大や早稲田・慶應といった超高学歴の就職実績を見ると、これらの人材は、商社・金融・コンサルを志向することが多く、シビアに給与水準をみて就職先を選んでいることが良く分かりますね。
また、給与水準に加えて、同社の事業がディズニー関連の一本足打法となっている点も避けられている要因かと思われます。ディズニーリゾートの周辺に保有する土地の開発が一巡した後は、現在推進中のディズニークルーズの運営のほか、スクラップアンドビルドや周辺ホテルの買収くらいしか成長機会がなく、今後の大きな成長は望めません。
また、その社風は良くも悪くものんびりしていると言われており、一言でいえば「ぬるい」環境であることから、キャリアを磨いていく志向がある学生からは敬遠されていることも要因として挙げられます。
ただ、これをマイナスととらえるかはその人次第。ゆっくり働きたい人にとっては良い面とも言えます。