数ある大学の中でも、どこからが低学歴で、どこからが高学歴かは大きな論争が起きそうな話題です。
本記事では、偏差値・入試の難易度・大手企業への就職ランキング・受験生の人気などの様々な面で見た時に、どこからが低学歴で、どこからが高学歴になるのかを一覧リストにしました。
個別大学については、大学レベル判定からチェックしてみてください。
※あくまでも本サイトの定義によるものであり、個別の大学の優劣をつけるものではありません。
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高学歴大学はどこから?
高学歴な大学と言っても、越えられない壁があると言われている超エリートな大学と一般的に高学歴な大学があります。この2つに分けて紹介していきます。
ただし、ここで同じ枠組みで紹介していても、同じレベル帯ということではありません。詳しいレベルについては、大学レベル判定から気になる大学をご覧ください。
高学歴の中でも超エリート集団
なし
慶應義塾大学・早稲田大学
帝国データバンクによれば、上場企業の社長の出身は1位慶應義塾大学、2位早稲田大学、3位東京大学となっています。上場企業の役員数のトップ2も慶應義塾大学と早稲田大学になっています。
5大商社の2022年の採用実績を見ても、このレベル帯の大学が占めていることが多いです。(採用実績は、大学通信の企業別採用実績者より引用しています。)
1位…慶應義塾大学(25人)
2位…東京大学(21人)
3位…早稲田大学(20人)
4位…京都大学(6人)
5位…東京工業大学(5人)
5位…一橋大学(5人)
5位…大阪大学(5人)
普遍的に高学歴と認められる大学
国際教養大学・大阪公立大学・東京都立大学(旧首都大学東京)・横浜市立大学・名古屋市立大学・京都府立大学・神戸市外国語大学
受験界隈ではよく上智大学を加えた早慶上智という大学群で呼ばれることが多いですが、実力としては慶應>早稲田>>上智(慶應と早稲田の差はそこまでないが、早稲田と上智の差はかなりある)と言われています。
こちらの大学等は超エリートまではいかないですが、十分高学歴で、大手企業への就職も強いです。
また、理系の就職はあまり有名ではない大学でもかなり強いです。
東京理科大は言わずもがなですが、国立理系単科大学の電気通信大学や東京農工大学、私立の芝浦工業大学、トヨタ自動車が設立した豊田工業大学も理系就職にはとても強いと言えます。
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そこそこの学歴の大学はどこから?
ここでは高学歴とまではいきませんが、そこそこの学歴である大学を紹介していきます。
そこそこの学歴の大学はそれなりに数があるので、上位と下位に分けていきます。
ただし、ここで同じ枠組みで紹介していても、同じレベル帯ということではありません。詳しいレベルについては、大学レベル判定から気になる大学をご覧ください。
そこそこの学歴の大学(上位)
国立で見ると、いわゆる5Sという頭文字が全てSの大学群やSTARSの秋田大学・鳥取大学などがあります。また、私立では安倍元総理大臣を輩出した名門大学の成蹊大学などが属しています。
ただし関西大学は残念ながら、関関同立の中では最下位のランクなので、この枠になっています。
女子大もいくつか見られますが、女子大は近年人気下降しています(合併のニュースもよく見かけますよね)。しかし、老舗のブランド力により一般職への就職はそれなりに強いので、メリットもまだまだあるでしょう。
そこそこの学歴の大学(下位)
佐賀大学・島根大学・北海道教育大学・室蘭工業大学・北見工業大学・弘前大学・奈良教育大学・高知大学・福岡教育大学・大分大学・宮崎大学・琉球大学・帯広畜産大学・上越教育大学・兵庫教育大学・鳴門教育大学
国立ではSTARSの佐賀大学・島根大学・琉球大学、私立では日東駒専・産近甲龍と呼ばれる大学群のゾーンになります。
文教大学・二松学舎大学・昭和女子大学など教員の合格者数が国公立並みにある大学もこのゾーンに当たります。中でも二松学舎は国語・中国・日本文学の名門とも言われています。
また、ここにある神奈川大学は近年お買い得感のあるバリュー大学として注目されています。
日東駒専はボリュームゾーン
関東の日東駒専と呼ばれる大学群はボリュームゾーンと言われていて、MARCHレベルを第一志望としながらも、最終的にはこの大学群に引っかかる学生が多いとされています。
日本大学の法学部・芸術学部、東洋大学の文学部・社会学部、専修大学の商学部などの看板学部はMARCHに対抗しており、併願先としてよく検討される学部でもあります。
関東の日東駒専と同じレベルとされるのが関西の産近甲龍ですが、京都・大阪・神戸などの地域によって扱いの差が多少あります。
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高学歴でも低学歴でもない(論争も起きない)はどこから?
筑波技術大学
釧路公立大学・公立千歳科学技術大学・札幌市立大学・青森公立大学・三条市立大学・公立小松大学・公立諏訪東京理科大学・長野大学・長野県立大学・福知山公立大学・公立鳥取環境大学・叡啓大学・山陽小野田市立山口東京理科大学・周南公立大学・名桜大学
低学歴でも高学歴でもない(中学歴)として認識されていて、日東駒専には及ばないとされるレベルの大学です。
ただし、これは一般的な話で、地域によっては日東駒専に匹敵する就職率として知られる大学もあります。
例えば、北海道でいうと、北海道庁や地方公務員に強いとされる北海学園大学は、地元の塾界隈では日東駒専以上の存在と言われることもあります。東北学院大学も東北地方ではそのような立ち位置です。
このゾーンの大学は、知名度からなのか、ネット上で低学歴かどうか論争が起きることも少ないです。
ネットだと低学歴と言われる大学はどこから?
なし
なし
大東文化大学・亜細亜大学・帝京大学・国士舘大学・摂南大学・神戸学院大学・追手門学院大学・桃山学院大学・北星学園大学・東北福祉大学・新潟国際情報大学・金沢星稜大学・白鴎大学・秀明大学・武蔵野大学・拓殖大学・東京工科大学・日本社会事業大学・明星大学・桜美林大学・東京家政大学・跡見学園女子大学・実践女子大学・白百合女子大学・関東学院大学・産業能率大学・フェリス女学院大学・千葉商科大学・常葉大学・愛知学院大学・名古屋外国語大学・名古屋学芸大学・中部大学・皇學館大学・椙山女学園大学・金城学院大学・岐阜聖徳学園大学・京都橘大学・四天王寺大学・畿央大学・甲南女子大学・就実大学・安田女子大学・広島修道大学・広島工業大学・松山大学・久留米大学・福岡工業大学・中村学園大学
このレベル帯になると、国公立大学が存在しません。大東亜帝国や追神摂桃と呼ばれる大学群のゾーンになります。
ネットだと低学歴と言われがちですが、一般的に見れば普通の学歴になります。
ただ、首都圏の大手企業への就職率で考えると、低学歴と言わざるを得ない現実もあります。
一方で、中には広島修道大学・松山大学などの地元金融機関や企業就職に強いとされている大学もあるので、あくまでも一般的に見た場合の話になります。
低学歴と言われる大学はどこから?
上記以外の大学
大東亜帝国レベルに及ばない大学やボーダーフリーの大学を指していますが、数が多いので上記以外と書いています。
このレベル帯は、受験生の半分以上が合格する大学が多く、ただ大卒学歴が欲しいだけの学生が多いのが現実です。
ちなみに、独立行政法人労働政策研究・研修機構による『大学等中退者の就労と意識に関する研究』によると、偏差値と大学中退率に大きな関係が見られました。
偏差値 | 退学率 |
---|---|
39 | 17.2% |
40-44 | 16.9% |
45-49 | 11.5% |
50-54 | 6.8% |
55-59 | 5.0% |
60-64 | 2.9% |
65-69 | 3.0% |
70以上 | 2.2% |
偏差値50未満になると、退学率はなんと2倍以上になります。
そして、調査によると中退理由の49.5%は「勉強に興味・関心を持てなかったから」でした。
つまり、低学歴と言われる大学は学習意欲が低い学生が多くいるのが現実です。(もちろん、そうではない学生もいるとは思いますが)
学歴は関係ない!?
1990年の大学進学率は24.6%とかなり少なく、大卒だけで高学歴と言われていました。
一方で、文部科学省の『令和4年度 学校基本調査』によると、令和4年度の大学進学率は56.6%で過去最高です。専門学校への進学率は22.5%でした。
つまり現在は高校卒業した6割弱が大学に進学していて、大卒の中でもかなり差が開いています。
もちろん高学歴を過度に評価する必要もなければ、学歴が低いからコンプレックスを抱く必要もありません。
ただ、事実として首都圏の大手企業への就職は、高学歴である方が有利です。
とはいえ中には、入試難易度の割には就職が良い大学も多くあります。就職を最終目標にしている学生であれば、少しでも就職実績が良い「お買い得感」のある大学を目指すと良いでしょう。(大学レベル判定参照)
また、首都圏以外の地方では、その地域ごとの有名大学があるので、全国的にはレベルが高くなくても、地元就職に強いところもあります。
そして、大学受験でうまくいかなくても、その後いくらでも挽回することができます。
一つでも人より勝るスキルがあれば成功できる社会なので、低学歴に悩んでいる人は実用的なスキルを身につけることをおすすめします。