産近甲龍は低学歴？同じレベルの大学はどこ？

大学のレベルは偏差値だけでは測れません。実受験生・入学テストの難易度・卒業後の進路など様々な観点があります。

当サイトでは、以下の基準をもとに大学のレベルを判定しています。

この判定基準をもとに、産近甲龍と同じレベルの大学を一覧にしています。

※あくまでも目安であり、学部や学科ごとの差は考慮していません。受験生の努力指標や読み物としてお楽しみください。

他大学は▶︎大学レベル判定よりご覧いただけます。

産近甲龍のレベルにも上位と下位がある！

産近甲龍を一応説明をしておくと、

という関西に本部を置く有名中堅私立４大学で構成されている大学群のことを指します。

大体が同レベルの大学ということで大学群を形成してはいますが、厳密にいうとその中でも序列があり、

上位に近畿大学が、下位に京都産業大学と甲南大学と龍谷大学が位置していると言われています。

特に上位の近畿大学はクロマグロの完全養殖に成功したり、芸能人を卒業式に招いたりと何かと話題になったこともあり、年々難易度・人気度が上昇していると言われており、中堅とはいえ侮れない立ち位置になってきています。

そのため、本記事では、上位である近畿大学、下位である京都産業大学と甲南大学と龍谷大学のそれぞれについて同レベルの大学をみていきます。

参考：産近甲龍の偏差値は４０〜６５です。

産近甲龍と同じレベルの大学は？

先ほど言及した通り、産近甲龍にも上位と下位があるため、それぞれと同じレベルの大学をまとめていきます。

産近甲龍上位レベル（近畿大学）と同じレベルの大学

産近甲龍上位レベルの近畿大学と同じレベルの大学は以下の通りです。

国立では、STARSの佐賀大学や島根大学、私立では日東駒専の上位である日本大学や東洋大学とだいたい同じレベルということになりました。

さすがに上位クラスなだけあり、同レベルの大学に国立大学や公立大学が多数存在しています。

特に日東駒専でも勢いのある日本大学と東洋大学とともに近畿大学も最近では偏差値を伸ばしており、人気度難易度ともに上昇してきている傾向にあります。

産近甲龍（上位レベル）は、一般的にそこそこの学歴と認識されています。

産近甲龍下位レベル（京都産業大学・甲南大学・龍谷大学）と同じレベルの大学

国立では、STARSの琉球大学、私立では日東駒専の下位である駒澤大学、専修大学と、外外経工佛の上位である関西外語大学や大阪工業大学とだいたい同じレベルということになりました。

下位クラスとはいえ、まだまだ同レベルの大学に国立大学や公立大学が多数存在しています。

ただやはり同レベル帯の国立大学や公立大学はいわゆる入りやすい国公立大学が多数存在しているため、高学歴とまでいかないのが現状です。

産近甲龍（下位レベル）は、上位レベルほどではないですが、一般的にそこそこの学歴と認識されています。

産近甲龍の共通テストの合格基準点

『河合塾Kei-net』による分析では、産近甲龍の共通テストの合格基準点は50％〜86％とかなり幅があることがわかります。

一番低い50％が近畿大学の生物理工学部の遺伝子工学科・食品安全工学科と産業理工学部の生物環境化学科・経営ビジネス学科です。

一番高い86％が近畿大学医学部の医学科という結果になりました。

下も上も近畿大学ということになってしまいましたが、これは四つの大学で圧倒的に近畿大学の規模が大きく、関西の中心地である大阪・京都の他に多数の県にキャンパスが所在していることが原因と言っていいでしょう。

一番低い50％（それでも日東駒専より健闘しているが）の学部はそれぞれ和歌山と福岡にキャンパスがある学部のため、若干人気度が低いということでしょう。

また、同レベルの大学として知られる日本大学の医学部は共通テスト利用方式がないですが、近畿大学は医学部でも共通テスト利用方式を採用しているため、トップの基準点も早慶レベルになっています。

どの大学もそうですが、人気学部やキャンパスの立地により競争率も変動するため自分の受験する学部のボーダーを調べておくことをお勧めします。

産近甲龍の中でも、各大学の看板学部はそれなりに難しいです。

産近甲龍の受験科目数

産近甲龍の受験科目数は、１科目〜７科目で、各大学や各学科によりかなり異なります。

平均的に３科目型の試験が多いので、文系であれば国語＋英語＋地歴公民から１科目選択、理系であれば数学＋英語＋物理or化学といった形で、志望する学科によって対策科目は異なりますが、一般的な受験生の勉強科目と変わらないので、志望学科に合わせて何科目型の試験にするかなどを検討していく必要があります。

また、どの試験も同じですが、基本的には科目数が増えれば増えるほど難易度としては低くなりますが、その分幅広く対策をする必要があります。

いずれの試験方式においても、有名私立大学（早慶上智・GMARCHなど）を第一志望とする学生の肩慣らしとしてはちょうどいいレベルでしょう。

産近甲龍の人気ランキング

JSコーポレーション「日本の学校」が実施した『高校生181,733人が答えた大学人気ランキング（2023年6月30日集計）』によると、産近甲龍の人気ランキング（全国版）は以下の通りです。

全ての大学で全国の人気ランキング５０位以内と、関西と言えどもしっかり全国的な知名度を誇っているのはさすがの一言です。

そして産近甲龍の中でも一際異彩を放っているのが近畿大学ですね。

偏差値を二度見して高くないか確認したくなるほどの知名度と人気っぷりで、将来的には日東駒専より上に来る日も遠くないのかもしれませんね。

有名企業への就職に強い大学ランキングから見る産近甲龍

産近甲龍の、東洋経済で発表されている『有名企業への就職に強い大学トップ200校』の結果は以下の通りでした！

人気ランキングの結果とは打って変わって、お世辞にもあまりいいとはいえない結果でした。

確かに全国の全大学の中でみるとこの200校の中に入れているだけすごいことではあるのですが、知名度がこれだけある大学であっても就職ではなかなか実績を残せていないと言わざるを得ません。

ただし、よく引き合いに出される日東駒専の成績と比べてみると全体的に少し上という感じでした。

日東駒専ほどは知名度はないですが、逆にそこが大手企業の学歴フィルターに引っかかりにくいのかもしれません。

また、関西だけで見た場合、産近甲龍は関関同立の次に優秀な大学として知れ渡っているため、関西地域の就職が若干日東駒専よりも強いのかもしれません。

とはいえ、大手企業への就職は強いとは言えませんので、大手企業重視の場合は同レベル帯の実績がいい大学を選ぶといいでしょう。

産近甲龍は、世間的にはそこそこの学歴ですが、就職にはあまり強くないという結果でした。